サクラの品種【かぎけんWEB】

サクラとは植物界被子植物真正双子葉類バラ目バラ科サクラ属の落葉低高木です。

■サクラの花言葉

サクラの花言葉は「高潔」「優れた美人」

■サクラの原種と園芸品種一覧

サクラ(桜、学名:Cerasus L.)は、ヒマラヤ原産で、バラ科サクラ属の落葉広葉小〜中高木です。日本の春を代表する花とされ日本全国で花見会が催されます。桜には原種の11種と、それらから作られた園芸品種が600種以上あります。代表的な桜に染井吉野があります。 3月下旬から4月半ば頃に、薄桃色や白色の一重又は八重花を、短い軸から4〜5個単位で房状(散房花序)に咲かせます。咲きっぷりと、散り際が潔いこともこの花が日本人に好まれる理由です。散り際に花弁が空に舞う様は「サクラ吹雪」と呼ばれます。通常は、3月〜4月頃に咲きますが、促成栽培される啓翁桜は12月〜3月、河津桜と寒桜は1〜2月、十月桜は4月と10月に咲きますので、桜を見る機会は多くあります。花弁数による咲き方の違いでは、花弁数が5枚のものを「一重咲き」、花弁数が6枚〜15枚のものを「半八重咲き」、1本の木に5枚の花と6〜10枚の花が混在するものを「一重・八重咲き」、花弁数が20〜70枚のものを「八重咲き」、花びらが100枚以上のものを「菊咲き」と呼んでいます。秋の紅葉も美しいです。

■桜の花径と大中小輪の関係

●小輪:〜2.5cm
さくらんぼの花径:1cm、丁子桜:1.5cm、深山桜:1.5-2cm、林宝桜:2.0cm、八重紅枝垂:1.7-2.5cm、加茂の曙:2cm
●中輪:2.5?3.5cm(普通の桜や山桜)
十月桜・寒緋桜:2.5-3cm、思川桜:3cm ●大輪3.5-6cm
天の川:3.5cm、舞姫:3.7p、陽光・菊桜:3.5-5cm、大輪大山桜:4.0-4.5cm、御衣黄:4-5cm、関山・松月:5cm、千里香:4.5-5.5cm、白妙:5.5-6.0cm ●超大輪:6cm〜
太白:6.0cm

■花色

通常は、白、桃色、紅ですが、緑色系のものもあります。 緑色系の桜ー鬱金(ウコン、淡黄緑色)、御衣黄(緑色)、須磨浦普賢象(黄緑色)、園里黄桜(黄緑地に緑筋)、園里緑籠(緑地に淡緑筋)。

■桜の原種

桜の原種には10種+カンヒザクラ1種(後に野生化)の11種があります。 ヤマザクラ(山桜、学名:Cerasus jamasakura または Prunus jamasakura)、 オオシマザクラ(大島桜、学名:Cerasus speciosa または P. lannesiana var. speciosa)、 エドヒガン(江戸彼岸、学名:Cerasus spachiana、または Cerasus itosakura、Cerasus itosakura f. ascendens、 P. pendula f.ascendens、P. subhirtella var. ascendens)、 マメザクラ(豆桜、学名:Cerasus incisa または Cerasus incisa var. incisa)、 チョウジザクラ(丁字桜、学名:Cerasus apetala または Cerasus apetala var. tetsuyae)、 オオヤマザクラ (大山桜、Cerasus sargentii)、 カスミザクラ(霞桜、Cerasus laveilleana)、 キンキマメザクラ(近畿豆桜、学名:Cerasus incisa var. kinkiensis) タカネザクラ(高嶺桜、Cerasus nipponica)、 ミヤマザクラ (深山桜、Cerasus maximowiczii)、 クマノザクラ(熊野桜、Cerasus kumanoensis) 、 カンヒザクラ (寒緋桜、Cerasus campanulata)

桜一覧 桜種類

特集 サクラ(桜、さくら、桜花、Sakura)
特集 サクラ(桜、さくら、桜花、Sakura)


アタミザクラとは

アタミザクラ

アタミザクラ(あたみ桜、学名:Prunus kanzakura)は、熱海地方で1月〜2月に咲いているバラ科バラ属の落葉小高木「カンザクラ(寒桜)」です。花は、薄紅色の五弁花一重咲きで、小輪です。

アマヤドリ(雨宿)

アマヤドリ(雨宿)

桜 アメリカ

桜 アメリカ

ウコンザクラ(鬱金桜)

ウコンザクラ(鬱金桜)

オオシマザクラ(大島桜)

 

オオシマザクラ(大島桜)

オカメザクラ(おかめ桜)

オカメザクラ(おかめ桜)

オカメザクラ(おかめ桜、学名:Prunus incamp 'Okame')は、 バラ科サクラ属の耐寒性落葉小低木のサクラ(桜)の早咲き園芸品種です。 春に、一重で紅紫色の小さな五弁花を下垂して咲かせます。

カワズサクラ(河津桜)

カワヅザクラ(河津桜)

カンザクラ(寒桜)

カンザクラ(寒桜)

カンザクラ(寒桜、学名:Prunus kanzakura)は、バラ科サクラ属の落葉小高木「桜」の一種です。 早咲きの桜で1月頃から咲き始めるので、ガンジツザクラ(元日桜)とも呼ばれます。 オオシマザクラ(大島桜、学名:Cerasus speciosa)とカンヒザクラ(寒緋桜、学名:Cerasus campanulata)の交雑品種です。薄紅色で一重の小さな花を咲かせます。庭植や鉢植えにされます。

カンザン(関山)

カンザン(関山)

カンザン(関山、学名:Prunus lannesiana cv. Sekiyama)は、日本原産で、バラ科サクラ属の落葉広葉低高木です。サトザクラ(里桜)の八重咲き品種で、八重桜を代表する桜です。一重で薄桃色のソメイヨシノ(染井吉野、学名: Cerasus ×yedoensis)が咲き終わった後に、濃桃色で大きな八重花を咲かせます。花弁が多いだけでなく、花数も多く、束生するので重みで枝が垂れ下がります。花言葉は「機知に富んだ教育」。アメリカの花言葉とされるもので、伝記作家が、子供向け図書の中で書いた創作話に拠ります。その本の内容は、息子のジョージワシントンが、お父さんの大事にしていた桜の木を切り倒し、お父さんからお前が切ったとのかと聞かれた時に、自分が切ったと正直に認めて褒められたということです。

カンヒザクラ(緋寒桜)=ヒカンザクラ(緋寒桜)

カンヒザクラ(緋寒桜)

コシノヒガンザクラ

コシノヒガンザクラ

コシノヒガンザクラ(越の彼岸桜、学名:Cerasusu x subhirtella 'Koshiensis')は、 日本固有種で、サクラ(桜)の落葉中高木です。キンキマメザクラとエドヒガンとの種間雑種です。富山県の天然記念物とされ富山県城端町に自生地があります。大木となり花は葉が出る前に咲きます。淡紅色の花弁はエドヒガンより大きいです。開花は3月中旬〜4月下旬です。花名はコシノクニ(越の国、北陸地方の旧名)に自生するヒガンザクラ(彼岸桜)であることから付けられました。

コマツオトメ(小松乙女)

コマツオトメ(小松乙女)

コブクザクラ(子福桜)

コブクザクラ(子福桜)

サトザクラ(里桜)

サトザクラ(里桜)

シキザキ(四季咲)

シキザキ(四季咲) シキザキ(四季咲)

シダレザクラ(枝垂桜)

シダレザクラ(枝垂桜)

Vシダレザクラ(枝垂桜、 学名:Cerasus spachiana f. spachiana)は、日本原産でバラ科の落葉小高木「エドヒガン系サクラ(桜)」の園芸変種で、春に枝を長く伸ばし淡紅色の小輪を枝垂れるように咲かせる桜です。

センダイヤ(仙台屋)

センダイヤ(仙台屋)

ソメイヨシノ(染井吉野)

ソメイヨシノ(染井吉野)

ソメイヨシノ(染井吉野、学名:Cerasus ×yedoensis cv. yedoensis)は、日本の春を代表するバラ科サクラ属の落葉高木「サクラ(桜)」の代表品種です。 本種はオオシマザクラとエドヒガンの雑種で、明治初年に、東京の染井(現在の駒込)から全国に広まりました。 樹皮は黒い。 葉が出る前の4月、枝から伸びた散房花序に薄桃色の5弁花を4から5個束生させて付けます。 葉の無い状態で花を一斉に咲かせるので、華やで優しい桃色の景観が辺りを春の雰囲気に満たします。散り際のサクラ吹雪も風情があります(後の掃除が大変だと思いますが)。 秋に紅葉してこれも見事です。

ソメイヨシノ×シナオウトウ

ソメイヨシノ×シナオウトウ

ソメイヨシノ×シナオウトウ(学名:yedoensis cv. Somei-yoshino × Cerasus pseudo-cerasus )とは、日本原産で、バラ科サクラ属の園芸品種です。ソメイヨシノ(染井吉野、yedoensis ‘Somei-yoshino’)とシナオウトウ(支那桜桃=シナミザクラ=カラミザクラ、 Cerasus pseudo-cerasus )の交配種です

チチブザクラ(秩父桜)

チチブザクラ(秩父桜)

ヒカンザクラ(緋寒桜)

ヒカンザクラ(緋寒桜)

フジカスミザクラ(富士霞桜)

フジカスミザクラ(富士霞桜) フジカスミザクラ(富士霞桜)

フユザクラ(冬桜)

フユザクラ(冬桜)

フユザクラ(冬桜、学名:Cerasus ×parvifolia 'parvifolia')は、オオシマザクラ(大島桜)とマメザクラ(豆桜)の種間雑種です。コバザクラ(小葉桜)とも呼ばれます。花は一重です。秋〜春に咲きます。萼筒が紅色で太い。江戸時代から栽培されています。

ベニシダレ(紅枝垂れ)


マメザクラ(豆桜)

マメザクラ(豆桜)

ヤエベニシダレ(八重紅枝垂れ)

ヤエベニシダレ(八重紅枝垂れ) ヤエベニシダレ(八重紅枝垂れ)

ヤエシダレザクラ(八重枝桜垂)

ヤエシダレザクラ(八重枝垂れ桜)

ヤマザクラ(山桜)

ヤマザクラ(山桜)

ヨウコウ

ヨウコウ

ヨウコウ(陽光、学名:Prunus campanulata 'Yoko')とは、日本原産で、バラ科サクラ属の落葉中低木です。サトザクラ(里桜)のアマギヨシノ(天城吉野)とカンヒザクラ(寒緋桜)を交雑した園芸品種です。愛媛県の高岡正明氏により作出されました。ソメイヨシノ(染井吉野)より少し早く開花します。花は大輪、一重咲き、鮮桃色で、3〜4個の花が下向きに付きます。開花は3月〜4月です。

アカネヤエ(茜八重)
アカミオオシマ(赤実大島)
アズマニシキ(東錦)
サクラの仲間

ハナモモ(花桃)

ハナモモ(花桃)

ニワザクラ(庭桜)

ニワザクラ(庭桜)
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