四季5.引っ付き虫の一種 🟡藤甘草
時期の花シリーズ
フジカンゾウ(藤甘草、学名:Hylodesmum oldhamii)はマメ科ヌスビトハギ属の多年性野草です。
特徴
花はピンクで綺麗ですが、果実表面に鉤(かぎ)毛があり物や動物にくっつく、「引っ付き虫」の一種。
山野の草地や林内に自生します。草丈60〜150cmです。葉は5または7小葉から成る奇数羽状複葉で、小葉は卵形〜長楕円形です。
8〜9月に、花茎を出しその先に総状花序を伸ばしピンク~淡紅色の蝶形の小花を固めて付けます。
花後に成る果実表面に単鈎毛が生えており、動物にくっついて移動する、いわゆる、引っ付き虫の一種です。
花名は葉がカンゾウ(館蔵)に、花がフジ(藤)に似ていることによります。
花言葉は「背伸びした恋」です。開花期にピンクの小花を咲かせる花穂が、ぐんと高く伸びるからです。
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四季5.引っ付き虫の一種 🟡藤甘草 花日記 2023年7月25日 かぎけん花図鑑
フジカンゾウ(藤甘草、学名:Hylodesmum oldhamii)
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