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江戸菊は面白い ”新秋の紅”

毎年、10月、11月は、全国各地で大菊花展が開催されます。古典菊が主体でなんとなく古臭いものとして、以前は興味を持てませんでしたが、この「江戸菊」などを見ると、「狂い咲き」を肯定した仕立て方が、現代でも十分通用する斬新さサイケさを感じます。江戸時代に確立された江戸菊ですが、何百年前の仕立てとは思えな作りに、温故知新を感じます。

江戸菊 ”新秋の紅”(学名:C. m. “Edogiku Shinsyu no Kurenai”)とは、江戸時代に江戸で育種された古典菊「江戸菊(学名:C. m. “Edogiku”)」の1品種で、赤紫色の花を咲かせます。

江戸菊の特徴
舌状花が咲き進むにつれて変化(狂い)し、咲き終るまでの一ケ月の変化が楽しめます。花は外側の舌状花から順に内側まで平開して中央の黄色い筒状花が見えるまでに10日、筒状花付近の舌状花が立ち上がって周縁部まで立ち上がるまで10日、その後折れたり曲がったりして筒状花を完全に覆ってしまうまでが10日ほど掛かって変化します。

江戸菊 新秋の紅1江戸菊 新秋の紅2江戸菊 新秋の紅3
(左橋)新秋の紅が平開して中央の黄色い筒状花が見えるようになり→(中央)咲き進んで内側から花弁が「立ち上がり」→(右端)さらに咲き進んで花弁が裏側を見せながら「折れ曲がり花を包みこむ」→(想像)...→最終的に花弁が花全体を風呂敷で包んだようになる、と思われます。

C. m.:Chrysanthemum morifolium の略称です。

■関連ページ
江戸菊 ”新秋の紅”(学名:C. m. “Edogiku Shinsyu no Kurenai”)
江戸菊(学名:C. m. “Edogiku”)
江戸菊は面白い ”新秋の紅” かぎけん花図鑑 花日記2024年11月11日(月)

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