現在、イスラム暦によるラマダーンの最中です。ということは、世界中のムスリムは教えに従って日照時間中の断食を行っています。但し断食といってもあくまでも日照中だけの話で日が出ていない時間帯は自由に飲食します。もちろん飲食と言っても教えで禁じられている飲酒は厳禁ですが。また日照時間中の断食の反動か日が出ていない時間帯はむしろ人々は余計に食べてしまうようです。

ロイター通信がラマダーン中の人々の写真をスライドショーにまとめているので今日はこれを取り上げます。ラマダーンだからと言って日常の生活が特別に変わるわけではないのが良くわかります。一日に5回の礼拝は変わりませんし学校だってあります。スライド29の小学校の退屈そうな子供たちの様子は古今東西あまり変わらないのかもしれません。

またいくつかのスライドの中には子供たちも映っています。あどけないながら礼拝する姿を見ていると、こうして育っていくことで一つの文化圏の一員として成人するのだろうと想像しました。

日本のニュースではイスラームの後に「過激派」とつくのがほとんどですが、ほとんど大多数のイスラームを信仰するムスリムはラマダーンなどの習慣は違っても、日常生活に対する感覚は私たちとそうは変わらないようです。

ニュース元　Reuters
The month of Ramadan