ツツジ属シリーズ3.久留米躑躅
クルメツツジ(久留米躑躅、学名:Rhododendron obtusum var. sakamotoi)は、日本原産で、ツツジ(躑躅、学名:Rhododendron ferrugineum L.)の改良品種です。江戸時代に久留米藩士 坂本元蔵氏がヤマツツジやキリシマツツジ、サタツツジを基にして育種したもので現在も久留米で作られています。小輪で、低木、花数が多い、開花が早いという特徴があります。属名の’Rhododendron’はラテン語で’rhodon(バラ)’と’ dendron(樹木)’の造語で、種小名の’obtusum’は’(鈍形の)’、変種を表す’sakamotoi’は育種者’坂本元蔵’への献名です。クルメツツジからは、ヒドラツツジと同様、多くの園芸品種が作られています。
一般名:クルメツツジ(久留米躑躅)、学名:Rhododendron obtusum var. sakamotoi(ロドデンドロン)、分類名:植物界被子植物真正双子葉類ツツジ目ツツジ科ツツジ属ツツジ種、原産地:日本、樹高:1〜1.5 m、生活型:半常緑低木、葉身長:2~3 cm、放射相称花、合弁花類、花径:2~4 cm、花形:漏斗状で5深裂、開花期:4月〜5月、花色:赤・白・桃・紫、花姿:一重・八重、果実型:蒴果、用途:鉢植え、プランター。