社長挨拶

昨今のAIの進化、普及、使いやすさには目を見張るものがあります。
例えば、AIに、「新年度 社長挨拶 WEB原稿を作って」、
と入力すると、以下のタイトルから始まり、次に本文が続いて、最後に役職名までの一連の文章が瞬時に表示されました。
「2025年4月1日 社長挨拶
(本文)
新年度の開始を宣言し、日ごろの関係者への感謝と、先年度の成果を述べ、本年度の目指すべき方向性を、具体的に3つあげて、本年度もよろしくと結びます。
代表取締役社長 〇〇〇〇」
上記粗筋のように、AIはほぼ全ての会社に通用する完璧な挨拶文を作成しました。
これでは、悲しいかな、並の人間ではAIに太刀打ちはできず、将来に対する暗澹たる恐怖心を感じました。
そこで、恐怖に打ち勝つため、人間と対比して、現段階でAIに不利なことをあげると、AIは頭脳だけの存在であり、手足が無い。
足が無いので移動できない、
手が無いので頭を抱えられない(?)、考えたことを出力できない、
大食漢で食事は原子力1機分の電力が必要だが、舌がないので食事を味わえない。
将来的には、AIは手塚治虫さんの漫画に出て来る「鉄腕アトム」のように自分の意思や感情を持ち、話したり、走ったり、飛んだりできるロボット型になるのかもしれません。
新年度に向けての挨拶文を考えようとしたときに感じたことですが、AIが最強の現在、人間に残されている道・仕事は、AI情報を効果的に使って、その手足となる作業を補完すること、思いました。引き続き、今後も考えますが。
なんだか、「社長挨拶」というタイトルよりも、「社長のつぶやき」の方があっているような気がしますのでタイトルを変えようと思います。
2025年(令和七年) 4月1日
株式会社 科学技術研究所 代表取締役社長 柳下瑞穂