伊予獅子手毬は比較的大きな両性花と丸みを帯びた5枚の花弁を持つ装飾花が手毬状の花房に咲くヤマアジサイです。ヤマアジサイで伊予獅子手毬ほど完全な球形の花房になる品種は稀で、またその愛らしい姿と育てやすい大きさからアジサイの中でも屈指の人気を誇ります。完全な球形の花房はアジサイ(ホンアジサイ)のようにも見えますが葉の鋸歯が小さく、茎がやや赤みを帯びたり斑点があるのはヤマアジサイの特徴です。
日本の一般家庭の庭や鉢植えにもってこいのサイズと愛らしい姿で非常に人気がある品種です。直植えにしてもアジサイやガクアジサイほどは大きくなりません。伊予獅子手毬の特徴は咲き始めに比較的大きな両性花(蕊が目立つ)と装飾花が混在して手毬状になっている点が見所です。