「みかん葉アジサイ」はフリル状に縁取られた4~5弁の花弁を持つ装飾花を小さな玉状の両性花が集まった周りにややまばらに咲かせるガクアジサイです。その名の通り特徴はミカンの葉に似た葉です。伊豆大島の実生を栽培種として繁殖させたものとのことですが、暖かいところでは常緑になる葉の特徴や可憐な花の魅力などから近年人気がある品種です。但し、直植えするとかなり大きくなりますので、ご注意ください。
みかん葉アジサイの咲き始めは小さいながら丸く揃った両性花の周りに装飾花がはじけるように咲き始めます。
みかん葉アジサイはその通り葉に特徴がありまさにその名の通りなのですが品種名に葉の特徴がついている紫陽花品種は他にあまり見当たりません。ちなみにカシワバアジサイは品種名より一つ上の分類です。なので学名はガクアジサイ「みかん葉アジサイ」は Hydrangea macrophylla cv.’Mikanba-Gaku-Azisai’ですがカシワバアジサイ「スノーフレイク」はHydrangea quercifolia cv.’Snowfrake’となります。（分類名は諸説あります。）
