
ガクアジサイ「透明なブルー」は両性花は花弁が見える程度に大きく、装飾花はブルーのハート形の花弁を2~3重に咲かせるガクアジサイです。透明なブルーの名前の通り装飾花の花弁の色が先がやや濃く根元が白いグラデーションになっており確かに透明感を感じさせます。残念ながら苗の流通はあまりしていないようですが、これから人気が出てくる品種だと思います。
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科学技術部長の世代だと「透明なブルー」という言葉からは村上龍さんの「限りなく透明に近いブルー」を思い出します。彼のデビュー作であり、群像新人賞、芥川賞受賞を受賞した評価の高い作品ですが…すみません、よく分かりませんでした。まず表面的に過激な内容と直接的すぎる描写が印象に残りすぎて、それ以外の要素が入ってこなかった記憶があります。
一方、ガクアジサイ「透明なブルー」は淡淡とした白→薄青色のグラデーションが繊細で美しいです。あまり難しい文学作品は科学技術部長理解できませんが、このアジサイの美しさはすっと理解できます。