熱帯睡蓮アメリカン・ビューティー(American Beauty)は先がやや尖った舟型の紫がかったピンク色の花弁を3~4重に咲かせます。蕊はやや黄色っぽく見えますが花全体が紫がかっているのが特徴です。花の咲き始めは水面から少し立ち上がりますが、満開に至るにつれて着水します。
赤い色素が多いのか茎も赤く、また個体によっては葉が真っ赤になるときもあるようです。見てみたいものですが残念ながらこの時はそのような葉は見当たりませんでした。1940年代にアメリカで作出、品種登録された種類です。ウィリアム・ストーン( William Stone )と Nymphaea colorataの掛け合わせで作出されたとのデータがあります。
日本でも人気がある品種であちこちの植物園で見ることが出来るようです。また苗の販売もされており比較的入手が容易な人気品種と思われます。