Foxfire(フォックスファイア)は淡紫色で少し縁が巻いた形の花弁を3~4重に咲かせる熱帯睡蓮です。花がついた茎の立ち上がりが比較的高く、また葉の茶色の模様が他の睡蓮に比べてもはっきりと出やすく特徴的です。コンテストで最優秀になったこともあるという品種で苗も販売されており人気があるようです。
Foxfireは直訳すると「狐火」ですが、英語では日本語の狐火のように怪しいイメージというより、森の中でうっすらと光っているキノコやヒカリゴケなどの光のことを指します。日本語の狐火もそのような光を含めて言っている側面もありますが、もう少し科学で理解しえない怪しいものの光のような意味を含んでいることが多いでしょう。
昼の日の下では熱帯睡蓮Foxfire(フォックスファイヤ)からは怪しいという印象は全く受けません。ただ満開に至ると中心の黄色が強くなり、花弁は紫が濃くなるようなのでもし薄明りの中で見ると中心が「ふわっ」と浮き上がってfoxfireのように見えるのかもしれません。