マムシグサ再び。但し前回の冬支度のマムシグサとは別のもっと標高が高いところで見つけた個体です。この個体は前回のマムシグサに比べるとやや小ぶりですがまだ実が赤々と残っていました。両方とも奥多摩で撮影したものですが、枯れかけているのは標高の低い場所でこの個体は標高1000mを超える場所に生えていたものです。
紅葉は標高が高いところから進んでいきますが、マムシグサは逆に暖かいところから先に育って、花が咲き、実がなり、枯れるようです。なので標高が高いところではまだ真っ赤な実がぽつぽつ目立っていました。
全草毒のマムシグサですが、鳥は食べるようです。(外部サイト 研究誌新着論文:カントウマムシグサの種子散布をする鳥)人間にとっては猛毒と言ってもよいマムシグサですが鳥は大丈夫なのでしょうか?とはいえ人気はない模様。他の木の実が豊富にあるときはマムシグサの実は残ったままになるようです。
実が残ったままその場で枯れて複数の株が発芽すると群生するのかもしれません。マムシグサはかぎけんWEBでも人気者ですがこのサイトの下の方「城ヶ崎海岸」でたくさん茎がまとまって出ている写真があります。でも、今年はもうおしまいかな。来年の花を楽しみにしよう。