スタジオジブリが20年位前に作成発表したもののけ姫という作品がありました。その作品で登場するシシガミ様はいろいろな動物の姿をモチーフにしていました。その中で体は全体的には鹿に似ていますがニホンカモシカのようにやや毛深い描写がなされていました。
「もののけ姫」は映画鑑賞の習慣がない科学技術部長が映画館で見た数少ない映画の一つでした。この神様のイメージが科学技術部長に残っていたものか、ニホンカモシカって漠然と超然と悠然と森の中を徘徊しているものと思っていました。
翻って実際のニホンカモシカ。確かに前方から見ると神々しいとまでは言いませんが、野性味のある顔とすっと立った姿は凛々しい。…のですが、もう少し近寄って横から撮影した写真。
うーん、目が怖い。シシガミ様も勿論怖かったのですがそういう怖さではなくて、ちょっとラリッている人の目を見ちゃった怖さですよね。アニメーションや映画で取り上げられた動物はその作品のイメージが乗っかってしまいますが、実際とはあまり関係ないのですね。ニホンカモシカもシシガミ様のように神々しくはありませんでした。