またまたマムシグサの仲間に登場してもらいます。但しこれまで掲載してきたものとは別の個体です。マムシグサを含むナンテンショウの仲間は全草毒の物が少なくありません。救荒植物として利用された例もあるようですが、まず口にはしないことです。
人間には毒なのですが、鳥はしばしば実をついばんで食べてしまうようです。勿論種はフンに交じってあちこちに拡散していくことになります。この個体はどちらかといえば開けた場所にあったので鳥たちから見えやすく、早々に啄まれてしまったものと思われます。しまった、と書きましたがこの植物にとっては生存領域を広げることに成功したことになります。