四ツ谷駅は江戸城の外堀を埋め立てた場所にあります。なので今の四ツ谷駅を麹町側に出てくると「四谷見附」。江戸城の外堀沿いにあって街道の往来を見張る見附は市ヶ谷や赤坂にもあって一部遺構が残っている場所もあります。
外堀の内側には土手があり、現在では桜(エドヒガン?か)が植えられており時期になると美しく咲きます。ちょうど土手の東側は、紀尾井町で四ツ谷駅麹町口からでてすぐ斜向かいは上智大学のキャンパスです。ほんの先日まで入学試験も行われていましたが、合格した学生にとっては満開の桜が祝ってくれているような気分にもなるかも知れません。但し、交差点角は正イグナチオ協会。下の写真はサクラと奥に十字架。スマホの写真なので粗いのはごめんなさい。
去年と今年はこの時期の四ツ谷、麹町の風景が少し変わりました。以前までは都心にある各会社の入社式が行われ、また入社後の研修などがあったのでしょう。明らかに着こなれていない新しいスーツを着た新社会人さんたちが何人かで行動しているのをよく見ましたが…。コロナの影響でしょう、そのような姿を見ることが少なくなりました。
年年歳歳花相似 歳歳年年人不同 ー 年年歳歳花は相似たり 歳歳年年人同じからず ですね。考えてみれば四ツ谷駅のこの桜、私が科学技術研究所で働き始めたころからずっと咲いてます。そういえば、あの下にいたホームレスのオジサンはいつの間にかいなくなってしまいました。歳歳年年人同じからず… ってそういう意味じゃない…か?