「天」が何を意味するか、難しいところです。私の解釈では「人が作り出している社会から様々な事象を掬い上げて、良くも悪くも報いるための天の網は目が粗いが、どのようなことも漏らすことはない」です。
些細なミスや手抜きはいずれはどこかで露見します。上手く逃げ切ったと思っていても、それは自分が気づいていないだけ。勿論逆もあるでしょう。誠実であり、ひたむきである態度は評価されていないと感じていても、どこかでは報われます。
この言葉を思うとき「誠実であろう」と常に思います。非才の身、出来ないことはできないしやりたくないこともありますが、嘘やら誤魔化しで逃げることは決してしないように…と心掛けています。そんな立派に実践できているか?と聞かれれば誠実に「できてません」と答えるのですが…。
写真は会社帰りの駅に向かう歩道で撮影した夕焼け。夕焼けはレイリー散乱(Rayleigh scattering)が原因ですが、仕事に疲れた目に美しい風景を見せてもらえたのは、その日の仕事の少しの誠実を天網が掬ってくれた賜物と思いたいものです。(スマホ撮影なので粗いです)