かって、都バスのデザインといえば、更新される度に
「ケバケバしい」、とか
「街の景観を損ねる」
なんてことが、侃侃諤諤(かんかんがくがく)と論じられる対象でした。
しかし、石原都政となり美意識うんぬんという人によって異なる問題よりもっと切実な都の懐事情が上回ったようです。
かくして、昨年4月から都内のあちこちで外壁全面(前面を除く)に、カラフルなデザインを施した都バスが
元気に走り回わるようになりました。
このバスを、 「ラッピングバス」 というそうです。
ラッピングバスの広告基本料金は、路線によって異なり、東京都のWebを見ると(最新のものは、平成13年4月21日のものですが)、人気の新宿や渋谷では以下の値段でした。
1ヶ月で、20万円、 1年で、200万円
6月に値上げしたとかしないとかのようですが、まだwebは更新されていません。上記費用の他、制作費・デザイン料・動産保険料等がかかるとのことです。で、関心のあるのは作り方ですが、
「ラッピングバスはどうやって作るのか?」
てっきりペンキを上に塗るのかと思ってましたが、違うんですね。なんと! 大きなシールを切り抜いて重ね合わすように貼るんですって、驚きましたね。
ラッピングバスを見ていると楽しいです。最近、都心ではラッピングバスがたくさん走っていますが、住宅地では少なく従来通りのフツーのバスが走っています。
この土曜日、麹町〜新宿までの道すがらに撮ったラッピングバスの写真を右に掲載しました。
香港では、2階建てバスの外壁全面(前部を含む)まで、サイケで、ケバイ、広告を塗ったくったバスを見かけましたが、東京でもそれよりおとなしめですが面白いバスが出始めました。
ついに東京都が変わり、都バスもカラフルとなりました。
時代が動き出したことを感じます。
都バス・ラッピングカーのページ
|