撮影協力:ズーラシア動物園
ワイの正体は…
答え:オカピ(Okapi)
足はシマウマ、体はウマに似た世界四大珍獣の一つ
ショートショート「よこしまなお尻」:別にお尻が邪な訳ではありません。お尻に横縞模様があるからです。暗褐色の背中は深森の暗さに溶け込み体を見え難くし、縞々のお尻と足は木々に紛れて目立たなくするカモフラージュの役割を担っています。オカピは世界四大珍獣の一つで、アフリカの熱帯雨林際に生息し、1901年と比較的最近に発見された動物です。体はウマ(馬)のようですがキリン科に属します。首はキリンと比べると短いですが、舌は似ており長く木の葉を巻き取って食べるしぐさも似ています。名前の由来は生息地であるアフリカ中央部の先住民の呼び名「森の馬」に因みます。
オカピ(Okapi)は、世界の四大珍獣の一つとされる哺乳綱鯨偶蹄目キリン科オカピ属の草食動物です。ザイールやコンゴ、ガボン等、中央アフリカの熱帯多雨林の密林際に生息します。足はシマウマ、体つきはウマに似ていますがウマ科ではなくキリン科の動物です。体は四肢と顔以外は黒褐色で、臀部と四肢は薄黄色と黒の縞模様をしています。これは、深い森の中では目立たない保護色となります。雄には皮膚で覆われた一対の短い角があります。食べ物は低木の木の葉や小枝、草などでこれもキリンによく似た黒くて長い舌で手繰り寄せ巻き取るようにして食べます。普段は単独か、ファミリーの小集団で生活しています。一度に雌が産む子の数は1子です。1901年と比較的最近になってから発見されました。日本では上野動物園とズーラシアで飼育されています。 |
一般名:オカピ(Okapi) 学名:Okapia johnstoni 分類名:哺乳綱獣亜綱鯨偶蹄目キリン科オカピ属 生息分布:コンゴ、ガボン、ザイール等、中央アフリカ 環境:熱帯雨林の縁辺部 体長:200~250cm 体重:200~250Kg 体色:黒褐色(四肢と顔以外)、薄黄と黒の縞模様(四肢) 食べ物:木の葉、草、小枝 特徴:キリンに似た黒くて長い舌、雄には一対の短い角、尿によるマーキング 社会性:単独かファミリーで生活 繁殖方法:胎生 一度に雌が産む子の数:1子 |