撮影協力:ズーラシア動物園
ワイの正体は…
答え:タヌキ(狸)
大正解はホンドタヌキです。
ショートショート「寝るに寝れない」:タヌキは繊細な動物と言われており、脅すと失神することがあります。タヌキ寝入りという言葉がありますが、これは人間がすることで、タヌキが寝た振りをしてる訳ではなさそうです。日本の主に本州に生息しているので、ホンドタヌキと呼ばれます。
ホンドタヌキ(本土狸)は、本州~九州の森林や里山に生息する哺乳綱ネコ目イヌ科タヌキ属の野生動物です。身体はずんぐりむっくりしており四肢は短く尾は太い。体毛は茶褐色に白毛が混ざっており鼻から目と頭、四肢は黒っぽいです。イヌ科なのに足が遅く犬歯も発達していませんが、泳ぎは達者です。木登りも出来るのでドングリや蜜柑、柿、枇杷、梨等の果実や、木の葉を採食します。その他、蛙や鼠、蛇、野兎等の小動物、ミミズや百足等の昆虫、タニシ等の貝類、蟹等の甲殻類、山鳥等の鳥類、根茎、地下茎、穀類等の植物や、人家の生ゴミまで食べる雑食性です。住処は自分では作らず他の動物の廃墟を利用するか、自然に出来た木の根元や穴、廃屋、寺の床下に住み着きます。犬はマーキングで電柱等に排尿しますが、タヌキは巣近くに溜め糞します。ペアは仲良しで相手が死ぬまで続き雄は子の毛繕い(グルーミング)をする等面倒見が良いです。驚くと失神することや、足が遅いこと、自動車のライトに立ち竦むなどして自動車事故の被害に遭うことがあります。穴熊や白鼻芯と似ていますが、それらと比べると敏捷性を欠ます。 |
一般名:ホンドタヌキ(本土狸)、学名:Nyctereutes procyonoides viverrius、分類名:哺乳綱ネコ目(食肉目)イヌ科タヌキ属、別名:ムジナ、Racoon Dog、生息分布:本州~九州の日本、朝鮮半島、中国、ロシア、環境:森林、里山、体長:50~60cm、体重:5~10Kg、尻尾長:15~20cm、体毛色:茶褐色、四肢色:黒、食べ物:カエル(’蛙)やネズミ(鼠)、ヘビ(蛇)、ノウサギ(野兎)等の小動物、ミミズやムカデ(百足)等の昆虫、タニシ等の貝類、カニ(蟹)等の甲殻類、山鳥等の鳥類、ミカン(蜜柑)、カキ(柿)、ビワ(枇杷)、ナシ(梨)等の果実、木の葉、根茎、地下茎、ドングリ、穀類等の植物食や、生ゴミ等を食べる雑食性、行動型:夜行性、繁殖:胎生、繁殖期:初春~初夏、妊娠期間:2ヶ月、一度に生む子数:4~6仔、寿命:3~10年(野生下より飼育下の方が長生き)、鳴き声:きゅいーん。 |