撮影協力:上野動物園
ワイの正体は…
答え:ハクビシン(白鼻芯)
鼻筋が白いのは生まれつきです。
ショートショート「お稚児はんか」:お稚児はん(さん)とはお祭りで鼻筋に白い化粧を施した子供のことを言いますが、ハクビシンには生まれつき頭~鼻にかけて白くて太い筋があります。畑を荒らし、屋根裏に住み着くので害獣として駆除の対象とされます。
ハクビシン(白鼻芯)は、哺乳綱ネコ目ジャコウネコ科ハクビシン属の動物です。体はタヌキやアライグマに似ており、顔はネコに似ています。体全体が灰褐色で頭や手足・尻尾は黒く、顔は名前のとおり中央の額から鼻にかけて白線があり頬も白い。夜行性で昼間は巣穴で寝て夜行動します。中国や東南アジア、日本に生息。食べものは果実や小動物、鳥の卵を食べる雑食性です。特に果実を好み木登して採取するため農家の畑が荒らされることや、人家の屋根裏への進入で糞尿や騒音被害が出ているので害獣として駆除の対象とされます。足の指数が前後とも5本ずつありタヌキなどの4本と区別できるので、足跡で見分けられます。 |
一般名:ハクビシン(白鼻芯)、学名:Paguma larvata、分類名:哺乳綱ネコ目(食肉目)ジャコウネコ科ハクビシン属、別名:Masked Palm Civet 生息分布:東日本と四国の日本、東南アジア、中国、環境:低山の森林、体長(頭~胴):60cm、尾長:40cm程の長い尾、体重:2~3.5kg、体色:灰褐色地に黒(頭、手足、尾) 顔:鼻面が長く額から鼻にかけて白線、頬も白、目:大きい、足指数:5本(前足)、5本(後足)、食性:果実中心で小動物や鳥の卵等も食べる雑食性、行動:夜行性、住処:木の祠や野山の巣穴、人家の天井、社会生活:母子中心の複数の家族による集団生活 繁殖方法:胎生、性成熟:2年、繁殖期:一年中、一度に雌が産む子の数:1~4仔、妊娠期間:2ヶ月、寿命:11年(飼育下)、特技:木登り。 |