撮影協力:熊本動植物園
ワイの正体は…
答え:シシオザル(獅子尾猿)
知らない人を思い出せようか
ショートショート「どなたはん?」:お調子者で知らない人から声をかけられても旧知の友人のように反応してしまう。後からあれは誰だっけと考えても最初から知らないのだからいくら考えても分からない。そうこうしている内に、何を考えていたかも忘れてしまう。または、人気稼業で営業のため誰とでも親しげに話している。ないしは、単に物忘れが進んだだけかもしれません。シシオザルの表情を見ているとそんな情景が浮かんで来ます。
シシオザル(獅子尾猿)は、インド西部沿岸~デカン高原の高山に分布する哺乳綱サル目オナガザル科マカク属シシオザル種のサル(猿)の一種です。 密林に住み、生活はほぼ樹上で行ないます。危険を避けるため地上での滞在時間は極めて短時間に留めています。普段は20頭程の仲間と集団生活しています。体は全身黒く、頭~首の周辺には茶褐色のライオン(獅子)の鬣に似た長い毛で覆われ、尾の先端に房状毛が生えています。それが名前の由来となっています。性格は荒々しく特に成獣は人に懐きにくいです。 |
一般名:シシオザル(獅子尾猿)、学名:Macaca silenus、分類名:哺乳綱サル目直鼻猿亜目狭鼻下目オナガザル上科オナガザル科オナガザル亜科マカク属シシオザル種、別名:Lion-tailed Macaque、分布:インド西部沿岸~デカン高原の高山、環境:広葉樹林の密林の樹上、全長:45~65cm(尾を除く)、尻尾:25~35cm、体重:3~10kg、体色:全身黒、鬣:灰色で長い、食べ物:果実中心の植物食性で、昆虫も食べる、社会性:複数の雄が混じった大集団、繁殖方法:胎生 一度に雌が産む子の数:1 子、特徴:顔の周囲に鬣があり尾に房状の毛がありライオンに似ている。子にも鬣がある。雄はラウドコール(大声で鳴く)する。 備考:絶滅危惧種。 |