撮影協力:東武動物公園
ワイの正体は…
答え:ミナミシロサイ(南白犀)
ショートショート:「今のままでエエよ」:雄が雌に寄り添い労わっている様子が感動的でした。サイがこんなことを話していたら素敵ですね。
ミナミシロサイ(南白犀)は、哺乳綱ウマ目サイ科シロサイ属の大型草食動物です。南アフリカ共和国やアンゴラ、ジンバブエ、ボツワナなど、アフリカ南部のサバンナ地帯に生息しています。サイ科にはこのシロサイ属の他、クロサイ属があり代表的な動物はクロサイ(黒犀、学名:Diceros bicornis)です。アフリカ種のサイであるシロサイとクロサイには角が2本ありますが、アジア種のインドサイには角は1本しかありません。シロサイはクロサイより白っぽい体色をしており、体は厚い甲冑のような皮膚で覆われ頭には前述した2本の角が前後してあります。雄は雌より身体が大きいです。雌や子は群れで生活しますが、雄は縄張りを持った単独生活を営みます。行動は比較的夜行性で日中は休んでいて夕方に草や木の葉などの植物を採食します。地面に生える低い草を食べるのに適応して口元が平らで広いことを現地語でワイドと言いますがこれが誤って英語の白い(white)とされたのが名前の由来です。天敵は肉食獣のライオンです。繁殖は胎生で一度に雌が産む子の数は1子です。寿命は45歳と言われます。シロサイ属には他にキタシロサイ(学名:Ceratotherium simum cottoni)がいます。
一般名:ミナミシロサイ(南白犀) 学名:Ceratotherium simum simum、分類名:哺乳綱獣亜綱ウマ目(奇蹄目)サイ科シロサイ属、別名:Southern white rhinoceros 生息分布:アフリカ大陸南部、生息環境:サバンナ 体長:3~4m 体重:1.4~3.5トン 体色:白灰色 角の数:2本 生活:雌や子は群れで生活、雄は縄張りを持った単独生活 天敵:ライオン 食べ物:草 繁殖方法:胎生 一度に雌が産む子の数:1子 寿命:45歳 特記事項:シロサイとクロサイのアフリカ種には角が2本あり前の角が長い。アジア種のインドサイには角が1本しかない。特記:オスはマーキング(縄張りの主張)で尿を飛ばしたり、糞を蹴散らしたりする。 |