ワイの正体は…
答え:ミーアキャット(Meerkat)
常に見張りを欠かさない用心者
ショートショート「時の流れ」:ミーアキャットはとても用心深い動物です。集団生活を営み、常に見張りを欠かしません。野生下で身に付けた本 能 な の で し ょう。写真6の行き倒れは夏の猛暑日に撮ったもので、その日はミーアキャットだけでなく他にも倒れている動物がいました。また、写真の個体は老齢なことから、かなり体力的に厳しかったと思われます。今後も元気で長生きして欲しいものです。
ミーアキャット(Meerkat)は、アフリカ南部の乾燥した平原に生息する哺乳綱ネコ目マングース科スリカータ属ミーアキャット種の小型動物です。地下にトンネルを掘り小集団で生活しているマングースの一種で、身体は銀灰茶で背中に8本の縞があります。目の周りや尻尾にはパンダのような黒いマーカーがあります。朝起きると洞穴で冷えた体を太陽に向けて温めその後食べものを探しに出かけます。食べ物はクモやサソリなどの昆虫や、ヘビなどの小動物、植物を食べる雑食性です。外敵は猛禽類や大型のトカゲなどです。子供は雌の他、ヘルパーがみます。食べ物を探しているときは見張り番をおき、後足と尾で高い場所に立ち周囲を警戒し脅威を感じると鳴き声で仲間に知らせます。しかし、身の安全と食料が保証された動物園生活が長くなると緊張感が薄れ、また当然年もとるので、立たずに座ったままや、寄りかかったまま、さらに寝そべったままの姿が見らます。 |
一般名:ミーアキャット(Meerkat) 、学名:Suricata suricatta、分類名:哺乳網綱ネコ目(食肉目)マングース科マングース亜科スリカータ属ミーアキャット種、別名:Suricata(スリカータ)、生息分布:南アフリカ、アンゴラ、ナンビア、南ボツワナなどのアフリカ大陸、環境:乾燥地帯の林、砂漠の地下に巣穴を掘って生活、体長:30cm 体重:1Kg、尾長:20cm、体毛色:銀灰茶で背中に8本の縞 目の周囲と尻尾:黒い縁取り 社会性:30頭程で集団生活 食べ物:昆虫、小動物、植物等の雑食性 天敵:鷹等の猛禽類、繁殖方法:胎生、一度に雌が産む子の数:2~3子、妊娠期間:1週間、出産・子育て:雌・ヘルパー、平均寿命:7~15年(野生下より飼育下の方が長生き) |