撮影協力:東山動物園
答え:グリーンイグアナ
今日も平和や
グリーンイグアナ(Green Iguana)は、 中南米の熱帯雨林に生息する爬虫綱有鱗目トカゲ亜目イグアナ科グリーンイグアナ属の大型のトカゲです。 森林や、沼地、サバンナなどの水辺の樹上で暮らしていますが、泳ぎや潜水も出来ます。
学名を、Iguana iguana といいイグアナといえば本種を指します。 全身が鱗に覆われた緑色で、幼体は鮮緑色をしていますが、成体に近づくにつれて薄緑色となります。 頭部には、頭頂眼と呼ばれる感覚器官があり紫外線を感知します。 尻尾が長く全身の3分の2を占め、尾には濃緑色の横縞帯が入ります。 耳孔の下に大きな丸い鱗があり目立ちます。 雄の成体の背中には鬣状の鱗が発達しています。 雄は発情期になると体色が橙色になりイラつきます。 食べ物は、幼体時は昆虫類を食べますが、成体になると新芽や、果実、花、葉などの植物食となります。 性質は温厚で飼いやすいことからペットとされますが、 成長が早く、3年で最大サイズの2mに達するため、飼いきれなくなった飼い主が捨てて社会問題化しています。 特に、石垣島では捨てられたグリーンイグアナが野生化し植物や昆虫類を摂取する被害が出始めたため 生態系への影響が懸念されます。
一般名:グリーンイグアナ(Green Iguana)、学名:Iguana iguana、分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門爬虫綱有鱗目トカゲ亜目イグアナ科グリーンイグアナ属、別名:イグアナ(Iguana)、生息分布:中南米、西インド諸島の熱帯雨林、環境:水辺の樹上生活、全長:60~130cm、最大で200cm、体色:緑色~灰緑色(発情期を除く雄、雌、幼体)、橙色(発情期の雄)、尻尾色:濃緑色の横縞帯、雄の成体の背中には鬣状の鱗が発達、耳孔の下に大きな丸い鱗がある、頭部に頭頂眼と呼ばれる感覚器官があり紫外線を感知する、食性:新芽、果実、花、葉などの植物食(成体)、昆虫類(幼体時)、繁殖:卵生、襲撃されると樹上から水面にダイビングして逃走する、また尾を切って逃れることもある。