電子レンジで使用されているマイクロ波は一般的にマグネトロンという機械を用いて発生させています。電子レンジが重い理由の一つはこのマグネトロンが重いのも一つの理由です。近年ではマイクロ波を半導体で発生させることが出来るようになって、各社の研究対象になっています。

今週水曜日2017年5月31日は日本電磁波エネルギー応用学会（JEMEA）の年次総会と講演会が行われます。講演会では近年注目を浴びている半導体マイクロ波発振器に関する最新動向について、企業や研究所の方々が公演予定です。これまで発信周波数の優れた特性からその活用を期待されつつも、価格や出力などの点で応用が進んでいなかった半導体発振器の最新情報は大変興味深いものです。

当日のプログラムは
13:30～14:00　「マイクロ波半導体発振器の自動車への応用」-自動車　イマジニアリング株式会社　池田裕二
14:00～14:30　「マイクロ波半導体発振器の医療用途への応用」-医療　株式会社オリエントマイクロウェーブ　小野晃義
14:30～15:00　「マイクロ波半導体発振器のUV-Cランプ水処理装置への応用」-水処理　株式会社プラズマアプリケーションズ　神藤正士
15:00～15:10　休憩
15:10～15:40　「マイクロ波半導体発振器の加熱分野への利点と難点」-化学/バイオ/食品　上智大学　堀越智
15:40～16:10　「マイクロ波半導体発振器の欧米における市場と応用例」-市場　Ampleon Roger Williams
16:10～16:40　「マイクロ波半導体発振器の特徴と利点」-装置　株式会社富士通研究所　川野陽一
16:40～17:10　「マイクロ波半導体発振器が拓く新しい応用市場の可能性」-市場　三菱電機株式会社　弥政和宏
となっています。詳しくはJEMEAホームページから。

この講演会はかぎけんからも3人聴講予定です。このため31日午後は一部の書類処理やメール回答が通常より遅くなる場合があります。あらかじめご了承お願いします。

ニュース元　日本電磁波エネルギー応用学会
2017-05-31 (水)   第8回日本電磁波エネルギー応用学会　講演会