福の神様 横向いてゆく(2017年7月18日 藤田明希)
先週15日から17日まではかぎけんの研修旅行でした。本年夏の研修旅行の行き先は高知でした。高知は筆者の生誕地でもあり、ある程度土地勘があるのでガイドできるかと思い今回の行き先に決定しました。
ところが筆者が住んでいた20年以上前とは道路も観光施設も異なっており、観光の際は参加者に不便をかけてしまいました。一方で依然と比べてよくなっている点もありました。特に高知県立牧野植物園は格段に洗練されていました。
以前は山の上に広場があり、片隅に温室や植物の展示があるようなよく言えばおおらかな、悪く言えば大雑把な植物園でした。改装後は植栽の充実、企画展の実施、牧野富太郎に関する展示、植栽に関するこまめな案内板表示などとてもよく整備されています。
特に私が気に入ったのは牧野富太郎の
「一生を 貧乏で暮らす 富太郎 福の神様 横向いてゆく」
の一句です。自分を「植物の精」かも知れないといって憚らなかった富太郎の本音が皮肉を交えて語られているように思われます。
この一句の揮毫の複製展示の写真を私のFacebookに掲載しています。よろしければどうぞ。
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高知県立牧野植物園