シマントネコヤナギ
今の時期に咲いている花をこれまで撮りためた写真から探していたら可愛らしい画像が見つかりました。
シマントネコヤナギ(四万十猫柳)
四万十川の川岸に自生し最も早く銀白色の猫の尾のような花穂を咲かせる、ヤナギ科ヤナギ属の落葉低木「ネコヤナギ」の小型品種です。
雌雄異株で雄株には雄花だけ、雌株には雌花だけを咲かせます。ここに載せた写真は雄花で、枝にボトルブラシのような筒状の花穂が互い違いについています。ブラシの先端が橙色でその下に黄色いマチ付きの白い針のようなものがあります。マチの部分が葯で、針の部分が糸状の雄蕊です。雄蕊の先にある葯は最初は橙色ですが、葯が開くと黄色い花粉が出て、黄色いマッチ棒のように見えます。
今回はご紹介しませんが、雌花は黄色で短い糸状の雌蕊を付けます。 花穂は雌花より雄花の方が大きくなります。
盆栽や生け花などにも使われる素材です。
今回は、熱い想いを高知に馳せながらお届けしました。