12月11日の誕生花
ジャノヒゲ(蛇の髭、学名:Ophiopogon japonicus)は、日本・中国原産で、キジカクシ科ジャノヒゲ属の耐陰性常緑多年草です。別名でリュウノヒゲ(竜の髭)や、モンドグラス(Mondo Grass)、Fountain plant、monkey grass、Dwarf lilyturfとも呼ばれます。日本全国の林や草原に自生し、園芸種も育種されています。匍匐枝を出し群生して増えます。葉は濃緑色で線形です。葉に隠れていますが、夏に総状花序を伸ばし淡紫色又は白色の小花を下向きに咲かせます。草丈が低く、一年中緑色の葉は踏まれても強く株が密に増殖し日影に強いことから特にグランドカバーに使われます。根は漢方薬に用いられます。
花言葉は「変わらぬ思い」と「深い思いやり」です。
同属に似た花が多いので簡単な見分け方を下に記します。基本的には種子の色の違いと草丈の大小、葉色に注目してください。
■同属(ジャノヒゲ属)で似た花
●ジャノヒゲ(蛇の髭、学名:Ophiopogon japonicus)―「大葉蛇の髭」より草丈が低く花も一回り小さい、白~薄紫色花、種子は深青色。
●オオバジャノヒゲ(大葉蛇の髭、学名:Ophiopogon planiscapus) ―「蛇の髭」より草丈が高く花も一回り大きい、白花、種子は濃灰色。
●オオバジャノヒゲ’コクリュウ’(大葉蛇の髭’黒龍’、学名:Ophiopogon planiscapus ‘Kokuryu’)ー「大葉蛇の髭」の園芸品種、白~薄紫色花、葉が黒い、種子は濃灰色。
●ノシラン(熨斗蘭、学名:Ophiopogon jaburan ) ー「大葉蛇の髭」より草丈が高く、白花、種子は楕円形でコバルト色。
●ヤブラン(藪蘭、学名:Liriope muscari) ―「大葉蛇の髭」より草丈が高い、紫色花、種子は黒紫色。
マンネングサ(万年草、学名:Sedum)は、アジア、ヨーロッパ、北アメリカ大陸に分布するベンケイソウ科マンネングサ属の這性多年草です。英名では、stonecropと呼ばれます。道端や、岩場などに自生します。草丈3~5 cmと低いです。葉色は薄黄緑色で、葉長は0.5~1.2 cm、葉幅は0.1~0.2 cm、互生して付きます。夏に、花茎から花茎を伸ばし星形で明るい小さな黄色い五弁花をたくさん上向きに咲かせます。花後に袋果を付けます。花言葉は「枯れる事のない愛」です。