12月15日の誕生花
バラ
バラ(薔薇、学名:Roza×hybrids)は北半球の熱帯~亜熱帯原産で、バラ科バラ属の耐寒性落葉/常緑低木です。英名では「Rose」と呼ばれます。花の豪華さ、芳香、花色の多さ、日持ちの良さなどから「花の女王」と称されます。世界各国の国花に選ばれ、赤薔薇はイラクとオマーンの国花とされます。美しいがゆえに、「ばら戦争」のように戦争名にもされました(「紛争に巻き込まれた花)。また絶対的な美しさや魔性の美に対する警句として、「美しいものには棘がある」と古来言われています。咲き方の系統は4つあり、花色も豊富で、赤・桃・白・青紫・橙・黄・緑・茶色、複色があります。(花図鑑 特集 薔薇)
5月~11月に単性又は散房花序、円錐花序を伸ばし、花径2~15cmの花を咲かせます。花冠は花弁が5~多数のバラ咲きで、雄蕊は多数です。盛花、フラワーアレンジメント、切り花、庭木、鉢植え、香水の原料、ハーブティ、ドライフラワーなどに使われます。赤い薔薇の花言葉は、「情熱的で、愛」「美」「情熱」「愛情」です。
ジンチョウゲ
ジンチョウゲ(沈丁花、学名:Daphne odora)は、中国原産で、ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の耐寒性常緑低木です。芳香の良い3花の一つに数えられ、春はジンチョウゲ(沈丁花、学名:Daphne odora)、夏はクチナシ(梔子、学名:Gardenia jasminoides)、秋はキンモクセイ(金木犀、学名:Osmanthus fragrans var. aurantiacus)と称えられます。別名でチョウジグサ(丁子草)や、ズイコウ(瑞香)、センリコウ(千里香)とも呼ばれます。樹高は50〜150 cmです。葉はやや厚く細長い楕円形で光沢があります。葉縁は鋸歯の無い全縁で互生して付きます。雌雄異株で子房上位です。早春に花茎を伸ばし、頭状花又は穂状花序に小花を20個程集めて咲かせます。花の出る場所は、茎先や側性枝先で、花に芳香があります。花は白又は桃色の4弁花のように見えますが、筒状をした萼の先端が4裂したものです。萼色(花色)は内側が白く外側は紅紫色です。花色が、内・外側ともに白花の園芸品種もあります。花言葉は「不滅」です。