桜シリーズ31.普賢象
八重桜の代表品種の一つ
一重で薄桃色のソメイヨシノ(染井吉野、学名: Cerasus ×yedoensis)が咲き終わった後に、淡紅色で八重咲きの大輪花を咲かせます。濃桃色の花を咲かせるカンザン(関山)と共に八重桜を代表する桜です。花弁が多いだけでなく花数も多く束生するので重みで枝が垂れ下がります。似た桜に、イチヨウ(一葉)があります。
フゲンゾウという花名の由来
白い花弁の中央にある2本の雌蕊が葉に変化しその先端が曲がっているのが、普賢菩薩が乗る象の鼻(或いは牙)に似ている、とされることが花名の由来です。但し、全ての花弁の雌蕊が葉に変わっているわけではありません。