ツツジ属シリーズ1.ツツジ
狭義のツツジ属
ツツジ(躑躅、学名:Rhododendron ferrugineum L.)は、日本原産で、ツツジ科ツツジ属の耐寒性中高木です。春、桜の散った後に街路樹の主役とされます。代表的品種に、ヒドラツツジなどがあります。サツキと同科同属ですが、両者の違いは新芽が伸び出す時期や、開花期、花の大きさや光沢の有無で判断します。ツツジはサツキより幾分早く咲き始め、花や葉もサツキより大きいです。江戸時代にツツジから育種された園芸品種にサツキや、キリシマツツジ(霧島躑躅、学名:Rhododendron obtusum)、その後さらに、小輪で多花を咲かせるクルメツツジ(久留米躑躅、学名:Rhododendron obtusum var. sakamotoi)、大輪で大株のヒラドツツジ(平戸躑躅)、極小輪のミヤマ(深山)、大輪で赤紫色の花を咲かせるオオムラサキ(大紫)が育種されました。
広義のツツジ属
広義のツツジの仲間には、シャクナゲ(石楠花、学名: Rhododendron hybrids)や、西洋ツツジのアザレア(Azalea、学名:Rhododendron simsii)が含まれます。クルメツツジ・スソゴノイト(久留米 ‘裾濃の糸’)はクルメツツジの紫色系代表品種で、中輪、濃紅紫色の花を咲かせます。開花期は4月下旬〜5月中旬です。
ツツジの仲間一覧
ツツジの仲間は特集ツツジをご覧ください。秋に咲くツツジがあります。二期咲きか狂い咲きでしょうか?