最近流行っている短歌は万葉集から始まった!万葉集草木シリーズ16.ニワウメ
万葉集草木シリーズ16.ニワウメ
ニワウメ(庭梅、学名:Prunus japonica)とは中国原産でバラ科サクラ属の耐寒性低木です。白または薄桃色の一重の五弁花を咲かせます。初夏に食用となる赤い球形の小さな果実が成ります。葉から緑色、果実から緑色~灰色の染料が採られます。果実の核は薬用として使われます。ニワウメは、ニワザクラ(庭桜、学名: Cerasus glandulosa)と似ています。万葉名でハネズと言います。
万葉集で詠まれた【ニワウメ】
巻4-657 大伴坂上郎女
【読み】
思はじと 言いてしものを はねず色の うつろひやすさ 我が心かも
【意味】
思うまいと 言ったのに はねず色のように (なんと)移り気な 私の心だろう
【原文】万葉仮名
不念常 日手師物乎 翼酢色之 變安寸 吾意可聞
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