緑の簾だ、万葉集草木シリーズ18.ヤナギ
万葉集草木シリーズ18.ヤナギ
シダレヤナギ(枝垂柳、学名:Salix babylonica)は、中国原産で、ヤナギ科ヤナギ属の落葉高木です。直立した幹から四方に細長い枝を垂れ下げ、涼しさを醸し出します。ヤナギと言えばシダレヤナギを指します。ヤナギは万葉集で詠まれています。
万葉集のヤナギ
巻8-143 雑歌 作者:大伴坂上郎女 万葉名:ヤナギ(柳)
【原文】
打上 佐保能河原之 青柳者 今者春部登 成爾鶏類鴨
【読み】
打(うち)上る 佐保の河原の 青柳は 今は春へと なりにけるかも
【意味】
ほぼ読みと同じ意味ですね。
打上る 佐保川の河原の 柳に青い若い芽が出た 今はもうすっかり春だなあ。
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