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酢醤蒜で鯛食べたい?万葉集草木シリーズ28.ノビル

ノビル(野蒜、学名:Allium macrostemon)は、東アジア原産で、ヒガンバナ科ネギ属の多年生草本です。地下に出来る鱗茎(球根)を食べます。
万葉集で詠われています。

宴席で出席者がそれぞれ出した「酢、醤、蒜、鯛、水葱」というお題を詠んだうた

「万葉集の巻と作者」

第16巻 3829番歌 題詞:詠酢醤蒜鯛水葱歌 作者:長忌寸意吉麿(ながのいみきおきまろ)

【原文】

醤酢尓 蒜都伎合而 鯛願 吾尓勿所見 水葱乃羹

【読み】

醤(ひしほ)酢(す)尓(に) 蒜(ひる)搗(つ)伎(き)合(かて)而(て) 鯛(たい)願 吾(われ)尓(に)勿(な)所見(見えそ) 水葱(なぎ)乃(の)羹(あつもの) 

醤酢に 蒜搗きかてて 鯛願ふ 吾にな見えそ 水葱の羹

【意味】

酢醤油(あるいは酢味噌)に野蒜(ノビル)を和えて鯛(たい)食べたい私に 旨くもない水葱(なぎ=水葵)の味噌汁なんか見せないでクレル!?

詳しくはこちら … 以下本文に続く

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酢醤蒜で鯛食べたい?万葉集草木シリーズ28.ノビル かぎけん花図鑑 花日記2023年1月14日

特集 万葉集でよまれた草木

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