着れば温かいだろうね😁万葉集草木81.綿
ワタ(綿、学名:Gossypium)とはアオイ科ワタ属の多年草又は一年草です。8月〜11月に成る果実はポップコーンのように膨れ、弾けた種子の毛は綿花として、紡績原料や布団の綿、脱脂綿、火薬やセルロイドの原料となります。綿の種子である棉実から採った綿実油は、食用油やマーガリン、石鹸、催乳薬の原料となります。根皮は通経薬となります。綿実油を絞ったカス(粕)は飼料や肥料として使われます。
万葉集とワタ
万葉集では植物の綿と、蚕の真綿があるようです。
万葉集 第3巻 336番歌
作者:沙弥満誓
題詞:沙弥満誓詠綿歌
原文
白縫 筑紫乃綿者 身箸而 未者伎袮杼 暖所見
読
白縫(しらぬひ) 筑紫乃(の)綿者(は) 身(に)箸(付け)而(て) 未(いまだ)者(は)伎袮(着ね)杼(ど) 暖(けく)所見(ゆ)
↓
しらぬひ 筑紫の綿は 身に付けて いまだは着ねど 暖けく見ゆ
意味
筑紫の綿は 身に着けて まだ着たことがないけど 暖かそうに見えますね。
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