桜3、粗末に扱わないでね😃万葉集草木シリーズ85.桜
またまた、花日記のテーマは、万葉集とサクラ(桜、学名:Cerasus L.)を取り上げます。万葉時代から咲いている桜の品種には、山桜はありますが、華やかな園芸品種はまだ出てきていないことでしょう。
万葉集と桜
万葉集 第8巻 1456番歌
作者:藤原広嗣
題詞:藤原朝臣廣嗣(ふじわらの あそん ひろつぐ)櫻花贈娘子歌
原文
此花乃 一与能内尓 百種乃 言曽隠有 於保呂可尓為莫
訓読
此花(この花)乃(の) 一与(一節)能(の)内尓(に) 百種(ももくさ)乃(の) 言(こと)曽(ぞ)隠(こもれ)有(る) 於保呂可(おほろか、疎か)尓(に)為(す)莫(な)
↓
この花の 一節(ひとよ)の内に 百種(ももくさ)の 言(こと)ぞ隠(こも)れる 疎かにすな
意味
この桜の 一枝の中に 沢山の 言葉が込められているので 粗末に扱わないでね。
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