忍ぶ恋😥😟🥹万葉集草木117.紅花
ベニバナ(紅花、学名:Carthamus tinctorius)はエチオピア原産で、キク科ベニバナ属の一年草です。日本へは飛鳥時代に渡来したとされます。日本では山形県が紅花の産地です。ベニバナ油(Safflower Oil)を採るためや、赤い染料やルージュに使われます。万葉名では紅(くれない)や末摘花(すえつむはな)で詠まれています。花言葉は、「化粧」や「装い」です。
万葉集とベニバナ
万葉集に紅(くれない)、末摘花(すえつむはな)と言う名前で出ています。
万葉集 第10巻 1993番歌
作者:不詳
題詞:寄花
登場する草木:紅、末採花(べにばな)
原文
外耳 見筒戀牟 紅乃 末採花之 色不出友
読み
外(よそ)(の)耳(みに) 見筒(つつ)戀(恋ひ)牟(なむ) 紅乃(の) 末採花(末摘花)之(の) 色(に)不出(出でず)友(とも)
↓
外(よそ)のみに 見つつ恋ひなむ 紅の 末摘花の 色に出でずとも
意味
遠くから 見ながらの恋にしよう 赤い べにばな(末摘花)の(ような) 色が出なくても。
忍ぶ恋。
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