ら19.葉と花が同居【らんまん植物】山桜
NHK朝ドラ「らんまん」の花をシリーズでお届けしています。【かぎけん花日記】
ソメイヨシノ以前の花見の対象
ヤマザクラ(山桜)は、日本原産でバラ科サクラ属の落葉高木「桜」の11種ある原種の一つです。別名で「葉桜」とも呼ばれます。
江戸時代(1603年~1868年)の中期から末期にソメイヨシノ(染井吉野、学名:Cerasus ×yedoensis cv. yedoensis)が誕生する以前には、花見と言えば、このヤマザクラが対象でした。ヤマザクラからは、園芸品種が多数作られておりソ、メイヨシノもその一つです。
ソメイヨシノが花見の対象となったのは明治時代以降です。
葉と花が同居
ヤマザクラは赤みのある葉を出してから、花を咲かせます。他の品種は、花が咲いてから葉が出ます。
野山に自生し、樹皮と若葉は赤味を帯びています。早咲きの桜で3月~4月に一重咲きの白花を多数咲かせます。ソメイヨシノ等の園芸品種が咲く前に開花します。
花言葉は、「あなたに微笑む」「純潔」「高尚」。万葉集で詠われている日本古来からある由緒ある植物です。
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