花ら 57. 地味な花だね 横倉衝羽根
牧野富太郎博士由来の植物のご紹介です。
ヨコグラツクバネ(横倉衝羽根、学名:Paris tetraphylla f. sessiliflora )は、日本固有種でシュロソウ科ツクバネソウ属の多年草です。ツクバネソウ(衝羽根草、学名:Paris tetraphylla)の品種で花柄がほとんどないもののことをいいます。
5月〜8月に、花柄が殆ど無い緑色の花を1個付けます。花には、萼片4枚と、雄蕊と黄色い葯8本、雌蕊の花柱は4分枝します。
花名の「横倉衝羽根」の「横倉」とは、牧野富太郎博士が故郷 高知県「横倉山」(越知町)で発見し命名したことに拠り、「衝羽根」とは、輪生葉を羽根つきの羽根に見立てて付けられました。
種小名「sessiliflora」は、「sessilil(無柄の)」+「flora(花)」の合成語で、花柄が殆ど無いことに拠ります。
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