花ら78. 伊吹麝香草とは他人の関係 谷麝香草
タニジャコウソウ(谷麝香草、学名:Chelonopsis longipes)は日本固有種でシソ科ジャコウソウ属の多年草です。本州(関東地方以西)~九州で低地や山地の谷沿いの林縁に自生します。茎は直立し斜上し草丈50~100 cmになります。葉は長楕円形で先端が尖り基部は心形をしており枝に対生に付きます。
9月~10月に枝の上部葉腋から花柄を出しその先に花序を伸ばし薄紅紫色の花を1~3個咲かせます。花柄は葉柄より長い。花冠は太い筒状の唇形で上唇は短く下唇は3裂し中央裂片は他の2片より大きいです。
種小名”longipes” は(長柄の)という意味で、和名と同様、牧野富太郎氏により命名されました。因みに、属名の”chelone”はラテン語で”(亀)”+”opsis(似る)”の合成語です。
名前に同じ麝香草と付くイブキジャコウソウ属の小低木「イブキジャコウソウ(伊吹麝香草、学名:Thymus quinquecostatus)」とは同科(シソ科)ですが、別属であり、しかも草と木の違いがあります。
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