花ら80.「地獄の窯の蓋」って凄いね 綺欄草
NHK朝ドラ「らんまん」は9月一杯で終了しますが、番組サブタイトルまでがいよいよ決まったようです。ご興味のある方は→こちらをご参照ください。
今日の花日記は時期が遡りますがキランソウをお届けします。別名はその名も強烈な「地獄の窯の蓋」。地獄の入り口に蓋をしてけが人、病人を助ける正義の味方でしょうか。民間薬ですが。
キランソウ(綺欄草、学名:Ajuga decumbens)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、シソ科アジュガ属の這性・耐寒性の常緑多年草の野草です。本州、四国、九州の道端にへばり付くように自生します。草丈は10〜30cmです。葉はロゼット状の根生葉で地面を這うように生えます。葉には光沢があり、深緑色の倒披針形で葉縁に波状の鋸歯があり対生します。春に、葉の付け根に花径1cm以下の小さな紫色の花を数個咲かせます。花は上下唇の唇形で、上唇じは1つで下唇は3裂に分かれた姿が、フードを被った人のように見えます。下唇中央裂片には白と濃紫色の縦斑があります。花名の由来は地面に敷き詰めたように咲く姿を、織物の金襴にみたてたという説があります。
すごい薬効あり
乾燥させた全草が「筋骨草(きんこつそう)」という民間薬の生薬とされ、地獄へ行く釜に蓋をするほどの効き目があるということで、ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)や、医者不要なので「イシャコロシ(医者殺し)」とも呼ばれます。生の絞ったエキスは、虫刺されや,化膿した腫れ物、切り傷,やけど,湿疹,肩こり,神経痛に効果があり、生薬は気管支炎,喉の痛み,下痢,腹痛,胃潰瘍,十二指腸潰瘍に効くらしいです。
ガマズミの名前の由来や花言葉などの詳細は、こちらをご覧ください。
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