万140.花は可愛いのにね 屁糞葛
ヘクソカズラ(屁糞葛、学名:Paederia scandens)は、可愛らしい小さな花を咲かせるアカネ科ヘクソカズラ属の蔓性多年草です。日本~東アジア原産で、他の草木に蔓で絡まる雑草です。
日本全国の日当たりの良い山野や荒地 に生い茂ります。蔓長は2~3 mに伸びます。葉は広卵形~披針形で葉縁は全縁で葉柄の根元に三角形の托葉があり対生して付きます。7月~9月に鐘状花で先端が5深裂した白地で基部が紅色をした花径1 cm、花長1 cmの花を咲かせます。雄蕊は5本で雌蕊は1本です。とても小さくて可愛らしい花ですが、葉茎に臭気成分のインドールやアルブチンを含むため悪臭があり、英名では’Skunk vine’と呼ばれます。花後に直径0.5cmの黄褐色の果実がなります。
万葉集とヘクソカズラ
万葉時代からある花で、万葉集に「屎葛」と言う名前で詠われています。
歌: 菎莢(ざふけふ)に 延(は)ひおほとれる 屎葛(くそかづら) 絶ゆることなく 宮仕へせむ
意味:サイカチに 這い生い覆う ヘソカズラ(屁糞葛)のように 絶えることなく 宮仕えしたいものだ。
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