万142. 金じゃないよ、銀木犀
ギンモクセイ(銀木犀、学名:Osmanthus fragrans var. fragrans)は中国を原産地とするモクセイ科モクセイ属の常緑広葉小高木です。日本では、本州、四国、九州に分布します。
銀木犀(O. fragrans var. fragrans)は、9月~10月頃、葉腋から散形花序を伸ばし、たくさんの小さな白花を束生します。雌雄異株で、日本には雄株しかないので結実しません。
金木犀は銀木犀の変種
同属のキンモクセイ(金木犀、学名: Osmanthus fragrans var. aurantiacus)は、このギンモクセイ(銀木犀、O. fragrans var. fragrans)の変種の一つで花は黄橙色で芳香が強いです。
万葉集と銀木犀
万葉集 第10巻 2202番歌
万葉名:月人楓(つきぬちのかつら)
原文:黄葉為 時尓成良之 月人 楓枝乃 色付見者
読み:黄葉(もみぢ)する 時に成るらし 月人(つきひと)の 楓(かつら)の枝の 色付(づ)く見れば
大意:(木々が)黄葉する 時期に成ったらしい。月人(月人は満月の擬人化)の(持つ) 楓(かつら、桂樹)の枝が 色づくのを見ると。
月人が持つ桂樹の枝葉が満月で黄色く染まっている。
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