万170.黄變蝦手って何? 山紅葉 万葉集
ヤマモミジ(山紅葉、学名:Acer palmatum var. Matsumurae)は、日本原産で、カエデ科カエデ属の「イロハモミジ(いろは紅葉、学名:Acer palmatum)」の亜種もしくは変種の落葉広葉高木です。日本では、北海道~中国地方の日本海側の多雪地に自生します。樹高は5~10mで樹皮は褐色で滑らかです。葉は緑色で、長さ5~10cmの掌状で7~9裂し葉縁に2重鋸歯があります。10月に葉色が黄色や、橙色、赤に変わります。雌雄同株です。花は雄花と両生花で5月に散房花序に花径が約0.5cmの赤紫の五弁花を付けます。7-9月に果実長2cm程のブーメラン状の翼果が成り褐色に熟します。万葉集では、
万葉集とヤマモミジ
万葉集 第8巻1623番歌
作者:田村大嬢
題詞:(大伴田村大嬢与妹坂上大嬢歌二首)
大伴宿奈麻呂(おおともの すくなまろ)の娘である大伴田村大嬢(おおともの たむらの おおおとめ:生没年不詳)が、
異母妹の坂上大嬢(大伴坂上郎女の娘。大伴家持の妻。生没年不詳)に与えた歌二首
登場する草木:黄變蝦手(万葉名)=紅葉
原文
吾屋戸尓 黄變蝦手 毎見 妹乎懸管 不戀日者無
読み
我が宿に もみつ蝦手(かへるて) 見るごとに 妹を懸けつつ 恋ひぬ日は無し
意味
わが家の モミジを 見る度びに あなたを思って 恋しく思わない日はありません。
花言葉や詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい。
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