万181.どんぐりが成る木 水楢 万葉集
ミズナラ(水楢、学名:Quercus crispula)は、中国、日本原産でブナ科コナラ属の落葉広葉高木です。ナラと言えば、日本ではミズナラが一般的です。水分を多く含んで燃え難くことから命名されました。別名でオオナラ(大楢)やミズボウソウとも呼ばれます。樹高は20〜30 mで、樹皮は灰褐色~暗褐色をしています。葉には葉柄がほとんど無いので手のひらを広げたような形をしています。秋に葉緑から黄葉へ変色します。雌雄同株です。葉の展開とほぼ同時の5月に枝先から花穂を出し、雄花は今年枝の下部の葉腋から黄褐色で長さ6.5~8 cmの尾状花序を垂れ下げます。10月~11月にうろこ状で深い椀形で短い粒粒がたくさん付いた殻斗(ぼうし)を持つ、長さ2~2.5 cmの褐色で楕円形をした堅果(ドングリ)が成ります。材は木目が美しく白い木肌で白檀や伽羅のような微香があり強度もあるので洋風高級家具材や、床板・壁板などの建築材、扉・窓枠などの造作材、生活用具材、インテリア材、ウィスキーの樽材、高級木炭、椎茸栽培用のほだ木に用いられます。ドングリは渋いので、残念ながら人間の食用となりません(あく抜きすれば食べられます)が、クマの主食であり、アカネズミや“>リス、カケスなどの食料となります。万葉集に出ています。万葉集に出ています。
万葉集とミズナラ
万葉集 第12巻 3048番歌
作者:不明
題詞:(寄物陳思)
登場する草木:櫟柴(ならしば)=ナラ
原文
御猟為 鴈羽之 小野之 櫟柴之 奈礼波不益 戀社益
読み
み狩(か)りする 雁羽の 小野の 櫟柴(ならしば)の なれはまさらず 恋こそまされ
意味
狩りをなさる 雁羽(かりは)の 小野(をの)の 櫟柴(ならしば)のように 慣れるどころか 恋心が益々募ってしまったわ。
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