木場公園の花3 ヤマナシ(山梨)
ヤマナシ(山梨、学名:Pyrus pyrifolia var. pyrifolia)は、中国原産で、バラ科ナシ属の落葉広葉高木です。日本に渡来した後、野生化したとされます。樹高は5~15 mです。葉の長さは6~12 cm、葉幅は4~6 cmの卵形で葉縁に鋸歯があり互生して付きます。4~5月に散房花序を伸ばし、直径2.5~5 cmの白い5花弁花を咲かせます。雄蕊は20本で葯色は紫です。花柱は5本あります。9~10月に直径2~3 cmの球形をした梨状果が成ります。果肉は白色です。果実は固くて酸っぱいので生食は不可です。しかし、和梨の原種とされる野生種で、これ自身は生食には向きませんが、これから「二十世紀」などが作られました。
和梨の原種
山梨の花と果実(左) → 20世紀梨(右)
ヤマナシ自体は生食に向きませんが、和梨の20世紀梨などの親となりました。梨一覧は梨のページを、果物一覧は果物図鑑を、木の実草の実一覧は木の実草の実図鑑をご覧ください。
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