日本スズラン(日本鈴蘭,Convallaria keiskei)
日本スズラン(日本鈴蘭、狭義の学名:Convallaria majalis var. keiskei/Convallaria keiskei)は、日本、朝鮮半島、中国原産のキジカクシ科スズラン属の多年草です。日本では、北海道~本州中部以北の平地から 山地、 亜高山に分布します。北海道に在来種があり、北海道を代表する花とされます。
和名はキミカゲソウ(君影草)とも呼ばれます。草丈は15~20 cmです。葉は長さ15~20 cmの長楕円形で2枚の葉を伸ばし、その葉の間から葉より低めに花茎が伸び、4月~6月に、花茎に7~8個の白い釣鐘型の花径1cm程の小花を下向きに咲かせます。花弁先端は浅く6裂し、花に芳香があります。残念ながら、全草にコンバラトキシン(convallatoxin)などの猛毒を含んでいます。夏の暑さに弱いため山野草の扱で全国的に広まっていません。日本の園芸会では、日本鈴蘭とドイツスズランが区別されず「スズラン」と言う名前で販売されており、独逸鈴蘭の方が丈夫なので流通の大半を占めています。日本鈴蘭は植物園で観ることが出来ます。
日本鈴蘭と独逸鈴蘭の比較
日本の市場には、日本鈴蘭とドイツスズランが流通していますので、まず両者を比較しておきます。
日本鈴蘭 (左) 、 ドイツ鈴蘭 (右)
両者の花を例えれば、日本鈴蘭は白磁のゆのみ、独逸鈴蘭はティーカップ、そのこころは、日本鈴蘭の花は小さ目で深い壷型の花、独逸鈴蘭の花はそれより大き目で口広の浅い紅茶カップ型に似ています(個人の感想です)。
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富山12 日本鈴蘭(Convallaria majalis var. keiskei/Convallaria keiskei)かぎけん花図鑑 花日記2024年5月18日(土)、