薬用植物園の花4 八重どくだみ(Houttuynia cordata var. plenu)
ヤエドクダミ(八重どくだみ、学名:Houttuynia cordata var. plenu)とは、地下茎で繁殖するドクダミ科ドクダミ属のドクダミ(学名:Houttuynia cordata)の八重咲き品種です。ドクダミの仲間なので独特の臭気があります。
茎丈は15-50 cmで、地下茎の節から赤紫色の茎を出し、枝分かれして伸張し繁殖します。葉はハート型をしており互生してつきます。
6月~7月に白花のように見える総苞を付けます。この白花のように見えるものは花ではなく苞葉(ホウヨウ)または総苞(ソウホウ)と呼ばれるものです。本当の花は苞葉の上にのっている筒状の穂状花序つく小さな黄色い部分です。
無花被花(achlamydeous flower)
この黄色い花は、ヤナギ(柳)や、トウダイグサと同様、「無花被花(achlamydeous flower)」と呼ばれるもので、花弁や萼の無い花のことを言います。
ドクダミの仲間
左から、ドクダミ(Houttuynia cordata)と花の構造、
、
左から、八重毒だみ(Houttuynia cordata var. plenu)、斑入り毒だみ(Houttuynia cordata cv. Variedgata)
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薬用植物園の花4 八重どくだみ(Houttuynia cordata var. plenu)かぎけん花図鑑 花日記2024年6月12日(水)、
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