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花名に「宇宙・自然」ピタゴラスが命名した天空名と、美しい花、COSMOS

花名に「宇宙・自然」の「コスモス」と、ピタゴラスが命名した天空のCOSMOS

宇宙とコスモス

宇宙-夜明け前の星空
左:花のコスモス 花の咲き方が調和がとれて美しいことからCOSMOSと命名された。右:天空はピタゴラスがCOSMOSと命名した。

コスモス(Cosmos 、学名:Cosmos bipinnatus)とは、メキシコ原産で、キク科コスモス属の非耐寒性一年草です。メキシコからスペインに渡り、その後日本へは明治時代に渡来した外来種です。和名では、秋桜(あきざくら)や、オオハルシャギク(大春車菊)と呼ばれますが、あまり使われません。

草丈は、50〜100 cmで、茎は直立します。葉はをみればコスモスだと分かる特徴的な形をした、線形に細裂した二回羽状複葉です。
サクラ(桜、cherry、学名:Cerasus L.))が日本の春を代表する花とするなら、コスモスはキク(菊、学名:Chrysanthemum morifolium)と共に秋らしさを醸し出す秋の代表花の1つと言えます。
6月〜11月に、花径6〜8 cmで、八枚の舌状花と、中央部が少し盛り上がった黄色い筒状花から成る頭花を咲かせます。
花色には、ピンク、赤、白、黄、橙色があります。筒状花が咲き終わると種子が出来て地面に落ち繁殖します。
開花時期は長いですが、短日植物(夜の長さが昼よりも長くならないと咲かない植物)のため、秋に多く出回ります。

コスモスと言う名前

属名の「Cosmos」は、ギリシャ語の「kosmos(秩序、調和)」が元となります。ピタゴラスは、星が綺麗に揃う宇宙を、秩序ある調和のとれたシステムと考え、「コスモス」と名づけました。コスモスの8枚の花弁や、花が群生して咲く姿が調和のとれていることを、宇宙に散在する星に似せて命名しました。
種小名の「bipinnatus」は、同じくギリシャ語の「bi(2つの)」+「pinnatus(羽状の)」の複合語で、葉が「2回羽状」であることに拠ります。

■関連ページ
コスモス(Cosmos 、学名:Cosmos bipinnatus)
特集 花名に「宇宙・自然」
Nature図鑑
花名に「宇宙・自然」ピタゴラスが命名した天空名と、美しい花、COSMOS かぎけん花図鑑 花日記2024年9月26日(木)

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