アップバングの “嵯峨の泉”
花びらの立ちかげんがヘアスタイルのよう
嵯峨菊 ’嵯峨の泉’(学名:Chrysanthemum morifolium “Saga no izumi”)とは、嵯峨菊(学名:Chrysanthemum morifolium “Saga”)の1品種です。白菊で御所の雪をイメージして作られました。
嵯峨菊(学名:Chrysanthemum morifolium “Saga giku”)とは、江戸菊、肥後菊と並び、日本の古典的三大名菊とされる古典菊の一種です。
嵯峨天皇(第52代 786年~842年)の時代に野菊を品種改良したもので、京都の嵯峨地方、現在の京都府嵯峨野の大覚寺にゆかりの菊で、
長らく門外不出とされていました。菊なので頭状花序で花の周辺にある舌状花と中央にある筒状花から構成されます。
嵯峨菊の特徴
一重咲き、単色、花色は、白、赤、濃桃色、淡桃色、黄など。
咲き始めは横向きで平開し、咲き進むにつれて舌状花が管状となり捻じれて立ち上がり、茶筅状(線香花火状)となって上向きで広がる。
「アップバング」の髪型にも似ている。54弁で、立ち上がった舌状花の1弁の長さは10cmを理想とします。
仕立て方の規則
御所の殿上から観賞した時の見え方を最重視した仕立て方です。
1鉢に3本、
草丈は1.5~2m(殿上から見やすい)
花の付け方
七五三仕立て(天地人)ー15花を、上段(天)に3輪、中段(人)に5輪、下段(地)に7輪
箒仕立てー茎を2-3回摘心して枝数を増やし下部の茎を束ねて箒を立てたような形に作る
見頃:11月中旬
花冠:平弁で、54弁
花色:御所の風景を表す単色。白は御所の雪、黄色は御所の秋、赤は御所の錦、桃色は御所の春など
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嵯峨菊(学名:Chrysanthemum morifolium “Saga”)
アップバングの 嵯峨の泉 かぎけん花図鑑 花日記2024年11月9日(土)、